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2007年09月14日

太宰秘蔵のウィスキー

太宰治の短編に「親友交歓」という一編があります。(新潮文庫『ウ゛ィヨンの妻』所収)
粗筋は以下のようなものです。

昭和21年9月。文学者として名を成した太宰の元に過去の親友と主張する農夫がやってくる。太宰は半信半疑ながらも礼儀として農夫を家に上げる。農夫は太宰秘蔵のウィスキーによるもてなしを要求し、しぶしぶながら太宰はその要求に応じる。農夫は自己の主張を一方的に語りながらウィスキーを最後の一本になるまで飲み干し、最後の一本をも手土産として持ち帰る。

さて、このウィスキーは匿名であるものの、ある程度、具体的な記述があります。
その箇所を引用すればよいのですが、モブログなので(入力がめんどくさい)、要約して箇条書きにします。

・角瓶である
・太宰曰く「昔なら三流品」だが「今では一流品」である
・メチルではない
・味は農夫曰く「まむし焼酎に似ている」
・アルコール度数は農夫曰く「サントリィ」ほどではなく、「60パーセントくらい」であり「たいして強くない」

さて何でしょうね。
私はウィスキーの歴史には詳しくないので、疑問は解決しないままですが、あれこれと想像して楽しむのもよいように思います。


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この記事へのコメント
か 様
いつも興味深い本を読まれてますねぇ

謎解きというわけではないでしょうが、あれこれ想像しながら読み進めていくと面白そうですね(^^)v
Posted by モルト大好き at 2007年09月14日 01:11
なんでしょうね~
度数が60%で、サントリーほどでなく、それほど強くない?????
なぞなぞみたいです。
Posted by 謎のバーテンダー at 2007年09月14日 04:20
モルト大好き様
ウィスキーの銘柄はこの話の本題ではないのですが、やっぱり気になってしまいます☆
もし、ふとしたときに正解が思い付いたらアップしますわ〜。

謎のバーテンダー様
本当だ。謎々ですね。
アルコール度数が60%というのは十分度数が高いように思いますので、余計に謎です。なんだろう???
Posted by at 2007年09月14日 05:54
私はいくつかの理由から国産のウイスキイではないのかなと推測するのだが、「酒の追憶」に登場させている『トミイウイスキイの角瓶』なる東京醸造と言う会社が造っていたモルト・ウイスキーではないか、と思いながらも、あるいは、サントリイかな、サントリイを飲んでいるのにそれとは気づいていない農夫のことを暗に言いたいのか、とも考える。ニッカの角瓶が発売されたのは昭和15年の事で、そのとき太宰は結婚して居り破産はして居らぬ。
Posted by barley at 2007年09月14日 13:19
barley様
興味深いコメントありがとうございます。
「酒の追憶」ですか、読んでみます。
東京醸造かサントリィかニッカか・・・。
サントリィなのに気付かない農夫をあてこすっている、という考えは面白いですね。
Posted by at 2007年09月14日 15:10