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2007年09月24日

「酔いどれ詩人になる前に」

標題、自分で考えた文節なら格好いいのですが、マッド・ディロンが主演する映画の邦題です。

アメリカの「酔いどれ詩人」チャールズ・ブコウスキが詩人として名を成す前までの自伝的小説を映画化したものです。

私は、ブコウスキの作品のうちでは短編小説が一番好きです。

私小説なのか架空なのか判別し難い、どうしようもないアル中寸前のオッサンの日常を書いた作品。
それでも、ブコウスキなりの哲学が貫かれており、読んでいて潔いです。

映画は・・・いい映画ですがマッド・ディロンは男前過ぎますね。
あれじゃあ、バーでスコッチを餌に女をナンパしても、男前だからと思ってしまう。
マッド・ディロンも、酒焼けは表現するが、過剰な「不細工」メイクは避けた様子。
しかし、実際のブコウスキ(を反映した主人公チナスキー)は、鼻がひん曲り、あばただらけの不細工で、それでも女が惹き付けられてしまう妙な魅力がある。
日雇いの仕事を仕方なく続けながら、自分の想いをやるせなく詩に託す男。
そして男は、なけなしの金で女に「スコッチ」を奢る。
女はそんな男になにを思うのか・・・。
それが見たかったのですがねぇ・・・。
マッド・ディロンは誠実な男前に見えてしまうのです。

ところで、主人公が「酔いどれ詩人」だけあって、映画の中には、たくさんの酒がエキストラのように登場します。
バーで女を口説くときの「スコッチ」、金持ちの家に上がり込んだときのコニャック(多分)、お祝い事の赤ワイン、そして、いつも飲んでいる「安酒」。
登場する酒のラベルに注目しても面白いかもしれません。


でも、まあ、私はこれでも仕事には真面目で、ギャンブルや度を過ぎた酒には厳しい人間です。
ブコウスキ(チナスキー)が実際に目の前にいたら・・・。


考えないことにします。

と言いながら、日本人作家では坂口安吾が好きです。
自分でも知らないところで、「酔いどれ」の男に惹かれる部分があるのかもしれませんなあ。


さてさて、今日のお供は「ジョニーウォーカー・グリーンラベル」です。
休日の間は飲んでやろうという気持ちから、ちと飲み過ぎたかもしれません。
ま、いいか。それでは、また。


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この記事へのコメント
か 様
ブコウスキの作品、読んだことがないのですが、か 様のブログを読みながら、その潔さを実感したいと思いました
私は、どうやら潔さとは別次元にいるように思います
また、度を過ぎたお酒もたびたび・・・
今となっては笑える話ですし、翌日の試験も無事受けて、そこそこの結果でしたから、果たして度を過ごしていたかはわかりませんが、学生の頃、斗樽を抱えて枡で飲んでいたことも(^^;;
さすがに今は身体が拒否しますが
お休みのお酒、おいしく飲めたのなら、少しくらい多くてもいいとおもいます
おいしくなければ問題ですが(^^;;
Posted by モルト大好き at 2007年09月24日 23:25
ブコウスキも安吾も、「酔うために飲む」人間です。
現実には、(実際その通り)モルト大好き様のような「適度な飲酒」を好ましく思います。(現実に生きる人間として当然ですっ!!)
でも、ある意味のファンタジーとして、ブコウスキの酔いどれぶりは「男らしく」見えるときもあります。
図書館or「か」文庫でお貸ししますので、いちどお試しください☆
Posted by at 2007年09月24日 23:32
たしかテアトルで上映していましたね。
ここ数ヶ月なにかと時間がなく観られずじまいでした。

マット・ディロンはコッポラの作品よりも、「ドラッグストア・カウボーイ」や「聖者の眠る街」のよれよれぶりのほうが好きです。

しかし、アメリカ人はアル中やジャンキーを演じさせたら上手ですね。日本の役者は遠く及びません。
実体験からなのでしょうか。
Posted by THE WHISKEY at 2007年09月24日 23:44
マット・ディロンは「誘う女」以来観ていないのですが、
あの、なんらかの画像効果を加えたようなぼやっと感(いい意味で)と、
甘すぎる眉毛と瞳の位置関係がほんとに苦手でした・・・。(笑)ワタシハメンクイデハナイラシイ
最近の作品も観るべきですね。

お休みにグリーン・ラベルは素敵です。
明日からの活力になりますね。
Posted by PINOKO at 2007年09月25日 00:58
モルト大好き様
ちと焦点のずれた回答になっていましたね。
ごめんなさいm(_ _)m
過度の飲酒とは、俗に言う「酒で身を持ち崩す」のつもりで書いていました。
楽しんで飲み過ぎるのは、いいじゃないかと思っています。
(と、いいますか私自身、酔いつぶれたことは何回あることやら・・・。友人が皆、親切で助かっています・・・。
そして、きっちり昨日は飲み過ぎました・・・。美味しかったですが☆)

THE WHISKEY様
恥ずかしながら、マット・ディロンが他の作品でどういう演技をしているかはわからないです。
出演作を見たことはあるかもしれませんが、マット・ディロンと意識していなかったです。
でも、おっしゃるとおり、酔いどれの演技は素晴らしかったです。
酒に酔った視線など、実に真に迫りつつも魅惑的な演技でした。
テアトル梅田では、まだ上映しているようですよ。
気が向けばぜひ☆

PINOKO様
本当に甘〜い顔ですね。
私はもう少しさっぱり目が好みかも・・・。
今回は不細工な主人公を演じているので、演技と相殺されて見やすかったです。
他の作品はわからないのですが、あの顔で男前を演じたら、私も甘さでいっぱいいっぱいになるかもしれません(^_^;)

グリーン・ラベルは本当に美味しかったです。
Posted by at 2007年09月25日 19:09
か 様
さっそく見にきましたぁ
お気遣いありがとうございます
実態は「適度な酒飲み」などというかわいいものではないですよ(^^;;
私が「潔さとは別次元」と言ったのは、「酔うことを目的としている潔さ」は持ち合わせず、「酔っていようがズルズルと飲んでしまう」ことへの自戒の念を含めてだったのです
ただ、最近は年齢的なものもあるのでしょうが、そこまで飲む前に勝手に「黄色信号」が点灯するようになりました(笑)
たまには、いきなり「赤信号」の時も δ(⌒~⌒ι) とほほ...

ブコウスキの作品、「か」文庫からお借りしたいのはやまやまですが、関西にお伺いする機会にもなかなか恵まれないので、地元の図書館で探してみることにします
ありがとう♪(#^ー゜)v
Posted by モルト大好き at 2007年09月25日 23:21